2025.5.22
交通事故後に吐き気やめまいが起こる理由とは?

まつもと整形外科では、薬(鎮痛薬・湿布)や電気治療だけではなく、物理療法(電気治療)とリハビリテーションを組み合わせることで最善の治療を行っていきます。人の手を使った手技によるリハビリテーションにて根本的な改善を図っていきます。
目次
交通事故後に頭痛や吐き気やめまいが起こる理由とは?
交通事故後、見た目に大きな傷や怪我がないにもかかわらず、「吐き気がする」「めまいがする」といった症状を訴える方は少なくありません。事故直後はアドレナリンによる影響や緊張・興奮で気づきにくい症状も、時間が経つにつれて体に異変が現れることがあります。
「これくらい大丈夫」と自己判断せず、早めに整形外科を受診することが、後遺症を防ぎ、健康な生活を取り戻すためにとても重要です。今回は、交通事故後に起こる吐き気やめまいの原因、注意点、整形外科での診断・治療、リハビリの重要性について詳しくご紹介します。
交通事故後に吐き気やめまいが起こる原因
むち打ち(頚椎捻挫)
交通事故で最も多いケガのひとつが「むち打ち」です。特に後方から追突される事故では、首が鞭のようにしなる動きを強制され、頚椎周辺の筋肉や靭帯に損傷が生じます。
むち打ちの主な症状には、首の痛みや可動域制限だけでなく、自律神経の乱れによる吐き気、めまい、耳鳴り、頭痛なども含まれます。
自律神経は、体温調整、内臓の働き、血圧の維持などを無意識下でコントロールしているため、これが乱れると、体調全般に影響が及びます。
脳へのダメージ
交通事故による衝撃は、脳にも影響を与えることがあります。頭部を直接打たなくても、強い揺れや衝撃で脳が頭蓋骨内部にぶつかる「脳震盪(のうしんとう)」や「軽度外傷性脳損傷(MTBI)」が生じる場合もあります。
これにより、吐き気、めまい、集中力の低下、記憶障害などが起こることがあり、早期発見・早期治療が必要です。
精神的ストレス
事故に遭うと、心理的なショックや恐怖心が大きなストレスとなり、吐き気やめまいを引き起こすこともあります。
特に事故直後は、アドレナリンが大量に分泌されるため痛みや不調に気づきにくく、数日たってから症状が強く出るケースも珍しくありません。

精神的ストレス
放置してはいけない理由
吐き気やめまいは、単なる「疲れ」や「一時的なストレス」と誤解されやすい症状ですが、背景には重大なケガが隠れていることがあります。
放置すると、次のようなリスクが高まります。
・むち打ち症が慢性化し、首や肩の痛みが続く
・自律神経失調症が悪化し、生活に支障をきたす
・脳損傷が見逃され、記憶障害や集中力低下が進行する
・身体的不調が精神的ストレスを悪化させ、不眠やうつ症状を引き起こす
これらを防ぐためにも、早期の整形外科受診が何よりも大切です。
整形外科でできること
詳細な診察と検査
交通事故後の診察では、問診とともに、X線(レントゲン)などを用いて、目に見えない損傷まで正確に把握します。
特に、吐き気やめまいがある場合は、頚椎の状態だけでなく、自律神経症状や脳への影響の有無も慎重に確認する必要があります。
適切な治療方針の決定
検査結果に基づき、
・薬物療法(痛み止め、筋弛緩剤、自律神経を整える薬など)
・装具療法(頚椎カラーによる固定)
・理学療法(リハビリテーション)
など、患者さま一人ひとりに合った治療方針が決定されます。
自己判断で市販薬に頼ったり、安静にしすぎたりすると、かえって症状が長引くリスクもあるため、専門的な治療を受けることが大切です。
リハビリの重要性
整形外科では、理学療法士によるリハビリテーションが治療の大きな柱となります。リハビリを取り入れることで、次のような効果が期待できます。
筋肉・関節の柔軟性を取り戻す
むち打ち症による首の筋緊張を緩和し、可動域を回復させるためには、適切な運動療法が必要です。ストレッチや軽い筋力トレーニングを行うことで、再発予防にもつながります。
自律神経のバランスを整える
リハビリでは、体を整えるだけでなく、呼吸法やリラクゼーションを取り入れたプログラムも実施します。これにより、自律神経のバランスが改善し、吐き気やめまいが軽減されていきます。
社会復帰・日常生活へのサポート
事故後の不安感や体調不良は、日常生活への復帰を難しくします。リハビリでは、段階的に運動量を増やしながら、職場復帰や趣味の再開を目指すサポートも行います。
事故直後は「痛みが取れれば治る」と思いがちですが、心身のトータルケアがリハビリの目的です。
交通事故後の注意点
最後に、交通事故後に吐き気やめまいを感じた場合の注意点をまとめます。
・少しでも異変を感じたら、すぐ整形外科へ
・交通事故から時間が経っていても、症状が出たら受診をためらわない
・自己判断で放置せず、医師の診断を受ける
・しっかりとリハビリで治療を行う
・無理をせず、焦らず回復を目指す
これらを心がけることで、後遺症リスクを最小限に抑えることができます。
まとめ
交通事故後の吐き気やめまいは、体が発している重大なサインかもしれません。見た目にケガがないからといって、油断してはいけません。
早期の整形外科受診と適切なリハビリによって、後遺症を防ぎ、元気な生活を取り戻すことができます。
「いつか治るだろう」と我慢するのではなく、少しでも違和感を感じたら、整形外科医に相談しましょう。
そして、医師や理学療法士と二人三脚で、焦らず着実に回復への道を歩んでいきましょう。
まつもと整形外科はこれまで交通事故でお怪我をされた方が全国から治療に訪れ、3000人以上の方を救済してきました。交通事故は怪我の治療だけではなく、警察や保険会社の対応も重要になってきます。交通事故の実績と経験が豊富ですので、患者様が治療に専念できるように全力でサポートいたします。
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