2025.6.12
【久留米市の整形外科専門医が解説】妊婦さんが交通事故に遭ったら!?

【監修者情報】
この記事は、福岡県久留米市安武町の「まつもと整形外科」院長 松本淳志(整形外科専門医)が監修・執筆しています。交通事故によるむちうちやケガの治療、リハビリテーションについて、医学的な見地から正しい情報をお届けします。
目次
【安心して治療を受けるために】妊婦さんの交通事故治療とは?
妊娠中は身体に大きな変化が現れるデリケートな時期です。そのような時に交通事故に遭ってしまうと、心身の不安は計り知れません。妊婦さん自身だけでなく、お腹の中の赤ちゃんの健康も心配になると思います。
今回は、妊婦さんが交通事故に遭ってしまった際に取るべき対応や治療のポイント、安心して治療を受けるための方法について詳しく紹介していきます。
妊婦さんが交通事故に遭ったらまず何をすべき?
事故の直後は自覚症状がなくても、胎児に影響が出ている可能性もあるため、必ず産婦人科と整形外科で診察を受けましょう。
妊婦さんのための交通事故治療の特徴とは?
妊婦さんの身体はホルモンバランスや筋骨格系の変化によって通常とは異なります。そのため、リスクに配慮した治療が求められます。妊娠中は羊水に影響を与えるために湿布を使用することができません。また、電気治療なども胎児に影響がでる可能性があり、使用できません。妊婦さんがむち打ちや腰痛などの症状を抱えている場合、整形外科での「人の手」を使った手技によるリハビリが有効です。整形外科では、妊娠中でも安全に受けられるさまざまなリハビリメニューが用意されています。
(1) 理学療法(Physical Therapy)
理学療法士が個別に対応し、妊婦さんの体調や症状に合わせた「人の手」を使った手技による治療を行います。これにより、首、肩、腰の痛みが軽減してきます。
(2) 温熱療法
ホットパックを用いて患部を温め、血行を促進し、筋肉の緊張を和らげます。妊婦さんの体調に配慮しながら、安全に実施されます。
(3) 姿勢指導と日常生活動作のアドバイス
妊娠中の身体の変化に伴い、正しい姿勢や動作の指導が重要です。理学療法士が日常生活での注意点や、身体への負担を軽減する方法をアドバイスします。
これらのリハビリは、整形外科医や理学療法士が妊婦さんの状態を見極めたうえで、安全かつ効果的に行われます。
リハビリを受ける際の注意点
(1) 医師との連携
リハビリ中は定期的に医師の診察を受け、体調の変化に対応できるようにしましょう。
(2) 無理をしない
妊娠中は体調が変化しやすいため、無理な運動や過度な負荷を避けることが大切です。体調に合わせてリハビリの内容や強度を調整し、無理のない範囲で継続することが望ましいです。
(3) 身体の負担を軽減する工夫
リハビリは予約することで待ち時間を減らすことができます。

無理のない範囲で継続することが望ましいです
自賠責保険で妊婦さんの治療費はカバーされる?
自賠責保険が適用となった場合、交通事故による整形外科での診察、リハビリ治療、薬剤費、交通費などはすべて自賠責保険の補償対象となります。妊婦さんの場合、慎重に治療が行われるため通院回数が多くなる傾向がありますが、それも考慮された慰謝料請求が可能です。
妊婦さんが安心して治療を受けるためのポイント
・妊娠の状態を医師やスタッフに明確に伝える
・妊娠中でもリハビリ対応できる整形外科を選ぶ
・治療やリハビリを受ける際は無理をせず、体調に合わせて進める
事故後の生活上の注意点
妊婦さんが交通事故に遭った後は、日常生活にも細心の注意が必要です。外見的な怪我がなかったとしても、体の内部や精神的な面で負担がかかっている可能性があるため、無理をせず慎重な生活を心がけましょう。
(1) 食事
事故のショックや体調不良で食欲が落ちることがありますが、妊娠中は栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。消化に良いものを中心にし、水分を十分に摂取しましょう。体調がすぐれない場合は、無理に食べず、医師に相談して栄養補助食品の利用などを検討しましょう。
(2) 睡眠
事故後は精神的な不安や痛みにより睡眠障害が起きることがあります。リラックスできる環境づくり(照明・室温の調整、アロマの活用など)や、日中の適度な活動で自然な眠気を促す工夫が有効です。
(3) 移動手段
交通事故後は頭痛や耳鳴り、ふらつき、車への恐怖感が出る場合があります。無理に一人で外出せず、家族やパートナーに付き添ってもらうことをおすすめします。
交通事故後の経過観察の重要性
妊婦さんが交通事故に遭った場合、交通事故直後に目立った外傷や症状が見られなくても、時間が経ってから身体や胎児に影響が出ることがあります。そのため、「何もなかったから大丈夫」と安心せず、数日~数週間にわたり慎重に経過を観察することが大切です。
(1) 遅れて現れる症状に注意
交通事故後に起こりやすい症状の中には、数日経ってから現れるものもあります。例えば、
・頭痛やめまい
・首や腰の痛み(むち打ち症状)
・お腹の張りや胎動の減少
・精神的な不安・情緒不安定
・耳鳴り、不眠
といった症状は、事故の衝撃によるものである可能性があります。妊娠中は体が敏感な状態にあるため、少しの変化でも見逃さないようにしましょう。
(2) 産婦人科での定期的なフォロー
事故後は、いつもより細かく産婦人科を受診し、胎児の発育や心拍などをチェックしてもらうことが重要です。
医師の指導のもと、普段より頻度の高い受診を心がけることで、万が一の異常を早期に発見・対応できる体制を整え、安心して治療を継続しましょう。

耳鳴り、不眠
妊婦さんの交通事故に関するよくある質問(Q&A)
Q1. 軽い接触事故でも病院に行くべきですか?
A. はい、必ず受診してください。
見た目には傷や怪我がなくても、産婦人科や整形外科を受診することが大切です。
Q2. 妊娠中は湿布は使用できますか?
A. いいえ、使用できません。
妊婦中は湿布は羊水に影響を与えるために使用できません。また、電気治療機器の使用もできません。
Q3. 慰謝料はどれくらいもらえるの?
A. 通院日数や治療内容によって異なります。
自賠責保険では、通院1日につき一定額の慰謝料が支払われるのが一般的です。交通事故専門の弁護士に相談することで、より正確な金額を知ることができます。
慰謝料については以下のリンクよりチェックしてみてください。
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